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ツイッター保存数ランキングが消えた理由と今すぐできる代替策【2025年最新】

By Rachel Hickman |

ある日、いつも通りブラウザを開いたら - 使い慣れたツイッター保存数ランキングサイトが跡形もなく消えていた。そんな経験をした人が、2024年後半から急増している。「サーバーエラーかな」と思って数日待ったが、永遠に戻らない。「別のサイトを探そう」とGoogleで検索しても、似たようなサービスが軒並み閉鎖されている。何が起きているのか、まったく説明がない。

これはバグでも偶然でもない。X(旧Twitter)をめぐるプラットフォーム政策の大転換が、外部サービスのエコシステム全体を根底から覆した結果だ。

ツイッター保存数ランキングが消えた理由とAPI規制の図解

そもそも「ツイッター保存数ランキング」とは何だったのか

Twitterの投稿(ポスト)には、いいね数やリポスト数と並んで「保存数(ブックマーク数)」という指標がある。2023年3月のX(Twitter)アップデートにより、投稿のブックマーク数が表示されるようになり、ポスト(ツイート)が何人のユーザーにブックマークされているのかをタップ操作で確認できるようになった。

この数字に目をつけたのが、サードパーティの開発者たちだった。「どのツイートが最も多く保存されたか」をリアルタイムで集計し、ランキング形式で表示するウェブサービスが次々と登場した。動画の保存数ランキングを専門に扱うサイトも多く、エンタメ・スポーツ・時事ネタなど幅広いジャンルで人気を博した。特に動画コンテンツを中心とした保存ランキングは、「今何がバズっているか」を手軽に把握できるメディアとして定着していた。

ところが2024年以降、そのほぼすべてが姿を消した。

消えた本当の理由:API規制の大波

ツイッター保存数ランキングが突然消えた最大の原因は、Twitter(現X)による公式APIの利用制限が大幅に強化されたことだ。2024年以降、Twitter社は外部サービスへのデータ提供を厳しく制限し、以前は無料で利用できたAPI機能が有料化された。保存ランキングサイトは、このAPIを通じてツイートや動画の情報を取得してランキングを生成していたが、高額な利用料金や技術的なハードルにより継続が困難になった。

APIとはApplication Programming Interfaceの略で、外部のアプリやサービスがTwitterのデータを取得するための「窓口」のようなものだ。かつてこの窓口は開放的で、無料プランでも多くのデータを引き出せた。しかしイーロン・マスク体制になって以降、そのドアは徐々に閉じられていった。

特に2024年末以降、Twitter社のAPI提供方針や外部サービス規約変更が加速したことで、主要ランキングが続々とアクセス不能になる現象が相次いだ。利用者数トップクラスの保存サイトも、2023年と比べて年間アクセス数が約5割減少し、リアルタイムの保存ランキング更新頻度も過去の毎時更新から週1回未満に落ち込むなど、動画保存をめぐる環境は急激に変化した。

要は、ビジネスモデルが根本から崩れたのだ。広告収入だけで運営していた小規模サービスに、突然数百万円規模のAPI利用料が課される - 継続できるわけがない。

TwitterのAPI有料化で外部サービスが相次いで閉鎖される状況

著作権問題も追い打ちをかけた

API規制だけではない。著作権をめぐるリスクも、サービス閉鎖を加速させた大きな要因だ。2024年だけでも、主要サービスの約30%がアクセス不能・サービス停止となる事例が公表され、理由としては利用規約の大規模変更・著作権侵害リスク・サーバー障害などが相次いだ。

特に動画コンテンツの保存を仲介するサービスは、著作権上グレーゾーンに位置することが多い。投稿者が著作権を持つ動画を無断でダウンロード・再配布しやすい形にすること自体、法的リスクをはらんでいる。日本でも著作権法の解釈が厳格化される流れが続いており、サービス運営者が自主的に撤退を選んだケースも少なくないとみられる。

公式サービスの終了や規約変更によって、これまで利用していたランキングサイトがアクセス不可になったケースが増加する一方で、ウイルス感染や個人情報の流出リスクも取り沙汰されており、「どのサービスを選ぶか」が利用者の最重要ポイントになっている。

消えたのは「使えなくなった」からではなく、「存在すること自体が危うくなった」からでもある。

公式の「保存数」表示と「ランキング機能」は別物

ここで重要な整理をしておきたい。「ツイッター保存数ランキング」と「Xの公式保存数表示機能」は、まったく別の話だ。

ツイートごとのブックマーク数は表示されるが、誰がブックマークしたかは他人にはわからない仕様だ。2023年頃のアップデートで各ツイートに「○件のブックマーク」という数が表示されるようになったが、それをクリックしてもブックマークしたユーザーの一覧は表示されない。つまり「数は見えるが、特定はできない」ということになる。

ブックマークは「いいね」「リツイート」とは違い、相手ユーザーに非通知でポスト(ツイート)を保存できる機能だ。この非公開性がブックマークの最大の特徴であり、保存数のランキングを外部が自動集計することを難しくする設計でもある。

公式には「保存ランキング」機能は存在しない。見られるのは「自分のブックマーク一覧」と「投稿の保存数」だけという仕様であり、自分の投稿に限れば「保存数順」で並べる方法としてアナリティクスとCSVの組み合わせ、外部ツールの活用がある。

つまり、広く普及していた「保存ランキング」サービスは、公式機能を補完する形で存在していた非公式のサービス群だったわけだ。プラットフォームが本気で締め出しにかかれば、生き残る余地はほとんどない。

Xのブックマーク数表示の仕様を説明するイメージ

自分の投稿の保存数を確認する方法

「保存ランキングサイト」は消えた。でも、自分のポストがどれだけ保存されたかを知る方法は残っている。アカウントを持っているユーザーであれば、アナリティクス機能を使って各投稿の保存数を個別に確認することができる。

具体的な手順は以下の通りだ。

  • PCブラウザでX(旧Twitter)にログインする
  • 画面左のメニューから「もっと見る」→「アナリティクス」を選択する
  • 各ツイートの「詳細を見る」をクリックして、保存数を個別に確認する
  • 複数投稿を比較したい場合は、CSVエクスポート機能でデータを一括ダウンロードして、スプレッドシートで並べ替える

少し手間はかかるが、これが現状で最も確実な「自分専用保存数ランキング」の作り方だ。外部サービスに頼らないぶん、アカウント情報を第三者に渡すリスクもゼロになる。

なお、Xでは、ブックマーク数の表示やアナリティクスの見え方だけでなく、DM画面や通知まわりの仕様も突然変わることがある。昨日まで普通に使えていた画面が急に変わると戸惑ってしまうが、保存数の表示と同じく、Xの仕様変更はユーザー側で自由に戻せないケースもあるため、変更の背景やできる対処を知っておくことが大切だ。

ブックマーク機能そのものはどうなっている?

「ランキングが消えた」という話と「自分のブックマークも消えた」という話は、まったく別の問題だ。混同している人も多いので、ここで整理しておく。

X社から公表されているブックマーク数の上限は特になく、ユーザーの検証では100件以上でも問題なく保存できたという報告がある。保存期間についても特段制限はなく、ツイート投稿主が削除を行わない限り、自身のブックマーク一覧ページに表示させ続けることができる。

ただし、無料ユーザーは1,000件前後しか表示できず、それ以上はアクセス不能になる例が多数報告されている。大量にブックマークしているユーザーは、Premium(有料プラン)への移行を検討する必要があるかもしれない。

自分のブックマーク一覧が突然見えなくなった場合は、ログアウト状態になっていないかを最初に確認すること。複数アカウントを使っている場合や、端末の再起動後などに知らずに別アカウントに切り替わっていることもある。ほとんどのケースは、ログインし直すだけで解決する。

Xのブックマーク一覧の確認方法を解説するイメージ

今後、保存数ランキングは復活するのか

率直に言うと、かつてのような無料・手軽・リアルタイムという三拍子そろった保存数ランキングサービスは、当面戻ってこない可能性が高い。X社のAPI戦略は、プラットフォームのデータを自社の収益源として囲い込む方向性で一貫しており、その方針が急転換する兆候は今のところ見られない。

一方で、有料APIを利用した高品質な分析サービスは引き続き存在する。ただしターゲットは個人ユーザーではなく、企業のソーシャルメディアマーケティング担当者や研究機関だ。月額数万円から数十万円のコストをかけられる組織でなければ、本格的なデータ分析は難しい現実がある。

一部のユーザーは「トレンド」や「おすすめポスト」を「人気投稿ランキング」と混同しがちだが、これらは保存数とは無関係で、主に閲覧数やリプライ、リツイートなど複合的な要素で構成されている。「保存数が多い投稿」を探したいのであれば、現状では地道にアナリティクスを活用するか、コミュニティの口コミや手動キュレーションに頼るしかない。

消えた後にできること:賢い情報収集の再設計

ツイッター保存数ランキングに依存していた情報収集の習慣そのものを、この機会に見直してみるのも悪くない。

たとえば、X公式の「トレンド」タブはリアルタイムの話題を把握するのに今も有効だ。特定のハッシュタグを定期チェックする方法も、特定ジャンルのバズコンテンツを追うには効率がいい。さらに、信頼できるインフルエンサーや専門家アカウントをリストに整理しておけば、タイムラインのノイズを減らしながら「本当に人気の投稿」に素早くたどり着ける。

外部の保存数ランキングがなければ発見できないコンテンツ、というのは実は少ない。プラットフォームが変わっても、良質なコンテンツを見つける人間の嗅覚は変わらない。ツールへの依存を減らし、自分自身の情報リテラシーを高めることが、長期的には最も安定した戦略だ。

ツイッター保存数ランキングが消えたのは、一つのウェブサービスが閉鎖したという以上の意味を持つ出来事だった。プラットフォームと外部エコシステムの関係が根本的に変わった転換点として、記憶にとどめておく価値がある。今何ができるかを冷静に把握して、次の一手を考える - それが今このキーワードで検索しているあなたに、最も必要な視点だろう。